地球は2025年には深刻な水危機を迎えるという予測が存在する。実際に2011年現在でも充分な飲料水を確保できない人口は世界で10億人に達している状況だ。2025年の時点では地球上の人口の半分が十分な水を確保できないとする見方もある。同書は、このような2025年に迎えると言われる深刻な水危機の問題に対し、有効に活用されていない水資源と日本の技術が水危機を救うと主張しているものである。
著者の柴田明夫氏は丸紅経済研究所代表を務め、2011年10月より株式会社資源・食糧問題研究所代表となっている。
食料資源問題、水資源問題などの多くの著書を出しており、代表的な著書としては「食糧争奪」日本経済新聞出版社刊、
「水戦争」角川SSC新書刊などがある。