清涼飲料大手の米コカ・コーラは8日から、アトランタにある「ワールド・オブ・コカコーラ」博物館の新設展示で秘伝レシピの保管庫を一般公開する。
コカ・コーラ飲料の秘伝レシピは1925年以来、約125年間にわたってアトランタ市内の銀行で厳重に保管されてきたが、創立125周年を記念して博物館に移し、常設展示で一般公開することにした。
ただし保管庫の中身は非公開のまま。マルチメディアを使った展示でレシピにまつわる歴史や言い伝えを紹介する。
レシピは1886年にジョン・ペンバートン氏が発明して以来、長年の間厳重に秘密が守られ、
1919年に同社が売却された際に融資の担保としてレシピが必要になったことから初めて文書に記された。
ムーター・ケント会長兼最高経営責任者(CEO)は保管庫の一般公開について
「極秘レシピの体験をお客様に共有してもらい、このブランドの始まりから次世代の幸福に至るまでの豊かな歴史を祝う記念としたい」と話している。
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