「地球が丸いのはNASAや宇宙機関の陰謀」と訴える人たちがいるらしい! 彼らの驚くべき主張内容
2012年11月10日
平らな地球協会(Flat Earth Society)という団体は、地球がお盆のように平らであると訴えています。お盆の縁(ふち)には、高さ約45メートルの氷の壁が張り巡らされているそうです。そこを乗り越えて人が落ちないようにNASAが監視しているのだとか……。
そして太陽と月は、地球上の円をぐるぐる回っていると言います。そうすると、地球の影に月が隠れる「月食」という現象の説明がつきませんよね。これは「反月」と呼ばれる目に見えない天体が存在していて、これが月を隠すことによって、月が見えなくなると主張しています。
さらに彼らは、「重力」さえも否定します。物が地面に落下するのは、地球の重力によって落下するのではなく、お盆の地球が「暗黒エネルギー」と呼ばれる力によって、絶えず上昇し続けているそうです。そのためにあたかも、地面に落下しているように見えるとのこと……。
彼らは「世に出回っている地球の写真は、すべて画像加工されたものだ!」と信じています。では、なぜそのように訴えるのでしょうか? 協会のHPには、宇宙開発とお金が密接に絡み合っていることを訴える内容が記されています。「宇宙開発計画は、理論上コストがかからないもの」としたうえで、「政府からお金を得るために、難しいものにしている」と伝えています。
つまり彼らは、「宇宙開発が困難なもの」と印象付けるために、「地球は丸い」とNASAをはじめとする宇宙開発機関がたくらんだと考えているようです。この訴えに、どれだけの人が耳を貸すのでしょうか。協会は2009年以来、毎年200人のペースで会員が増え続けていると伝えています。はたして彼らがいうように、地球は平らなのでしょうか? あなたはどのように考えますか?