2012年11月29日アーカイブ

第129話 ふ~ん

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世界のどこでも生き残る!~地球上のあらゆる場所で役立つサバイバル術
第1回 窮地で生き残れる人と生き残れない人
旅先で災害に遭遇したら!? 危険に遭遇するのは住み慣れた場所とは限らない!

 今や日本のみならず、ビジネスに、休暇に、留学に、さまざまな理由で世界中に滞在する機会が多くなった。不慮の事故や予測もつかない災害に巻き込まれる可能性はどこにいてもある。そうした時に、知識を持っていることが生死を分ける。

 もしも、「ピクニックで訪れた山で嵐に遭遇したら」、「遊覧船が沈没したら」、「雪国で吹雪に閉じ込められたら」……。ひとつの判断が生死を分けることがある。

 そこで世界中に探検家・冒険家を派遣してきたナショナル ジオグラフィック協会が収集したサバイバル術から、「STOP」「3の法則」など、いざという時に必ず役に立つ基礎知識を紹介したい。

(1)まず「STOP」を実行する 生死を分ける第一のステップは、とにかく冷静に行動できるかどうかだ。冷静さを保ち、現在地を動かない。衣服をチェックし、適正な体温を保つことが肝心だ。

 少々大げさだが、恐怖は人を殺してしまう。パニックは人によってさまざまな形態を取る。たとえば、日頃都市部で暮らしている人が自然の中で遭難したとき、方向感覚を失い、普段理性的な人も不合理な行動を取る錯乱状態を「ウッズショック」と呼ぶ。こうした状態を含めて、多くの場合、本人がパニック状態を自覚することはない。そこで手遅れになる前に、自分をコントロールすることが必要だ。

 そのためには、「STOP」という言葉を覚えておくといい。これは、Stop(やめる)、Think(考える)、Observe(観察する)、Plan(計画する)を表している(表)。

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