地元のB級グルメでまちおこしを目指す団体の祭典「第7回B―1グランプリ」の閉会式が21日、北九州市で行われ、1位のゴールドグランプリに八戸せんべい汁研究所の八戸せんべい汁(青森県八戸市)が選ばれた。2位は対馬とんちゃん部隊の上対馬とんちゃん(長崎県対馬市)、3位は今治焼豚玉子飯世界普及委員会の今治焼豚玉子飯(愛媛県今治市)。
八戸は第1回から参加。これまで2位3回、3位2回、4位1回で、1位は獲得したことがなかった。浪江焼麺太国のなみえ焼そば(福島県浪江町)は前回に続き4位だった。
八戸せんべい汁研究所は、B―1グランプリの呼び掛け人。「順位は遊び」と木村聡事務局長はまちおこしを強調するが、念願の1位獲得に「市民についに取ったよと報告できる」と満面の笑みを見せた。
対馬とんちゃん部隊は初参加で2位。並み居る常連団体を差し置いての偉業に斉藤豪隊長は「奇跡ですね」と興奮を隠せない。「対馬という名前を売り出したかった」と、出店場所に街の紹介パネルも展示するなど工夫したという。
今治焼豚玉子飯世界普及委員会は今回が2回目の参加。田中雅仁代表は「今治をもっと元気にしたい」と地域活性化に期待を寄せた。
今回の来場者は2日間で計約61万人。来年は愛知県豊川市で11月9、10日の2日間行われる。